HIFI日記:MP3、可逆圧縮(ロスレス)、ハイレゾの違いが聴き分けられない?「ゴールデンイヤー」テストに挑戦してみよう
HIFI入門から沼の果てまでシリーズ
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本日、ブログ主の新たに知り合った友人から「普段イヤホンで音楽を聴いていても、異なるフォーマットやファイルサイズごとの音の違いがまったく聴き分けられないのですが、これはイヤホンの問題なのでしょうか、それとも人間の耳の問題なのでしょうか」という質問を受けました。
ブログ主が振り返ってみても、多くの方が「自分の耳は駄耳(木耳)なのではないか」「自分の機材が十分ではないのではないか」と一度は自己不信に陥った経験があるのではないでしょうか。では、その疑問を素早く検証するにはどうすればよいのでしょうか。そこで今回、ブログ主が皆様におすすめしたいのが、KLIPPEL社が提供している聴覚テストのWebページです。
一、テストの概要
KLIPPEL社が提供するテストは二重盲検法(ダブルブラインドテスト)となっており、テスト方法は極めてシンプルです。Webページ上で同一録音・異なる歪み率の音源サンプルAとBが連続して提示されるので、試聴して「歪みがより大きい」と感じる方のサンプルを選択するだけです。複数回のテストを繰り返すことで、現在のシステム全体(再生機器+ご自身の耳)において、識別可能な歪みの限界(閾値)を明確に把握することができます。
二、操作ガイド

Webサイトの右上には中国語(言語切替)の選択肢も用意されていますが、ブログ主が実際に試したところ機能していなかったため、簡単な操作ガイドをまとめておきます。まずトップページで「Start Listening Test」ボタンをクリックし、テスト設定ページへと進みます。

この項目は主に最終結果レポートの表示に影響します。1つ目の「6 inch driver」は6インチスピーカーユニットで主にスピーカーシステム向け、その下の「full range speaker」はフルレンジスピーカーで主にイヤホン/ヘッドホンシステム向けとなります。

音源(シミュレーションソース)の選択欄には様々な楽曲やスイープ音が並んでいますが、通常は「Music J.Stone」または「Music T.Chapman」を選べば問題ありません。人間の耳は一般的に女性ボーカルに対してより敏感に反応するため、ここでは1つ目の選択肢をおすすめします。

次に、「Play selected stimulus」を一度クリックして、Webページ上で音声ファイルが正常に再生・ロードされることを確認してください。もし音が聴こえない場合は、ブラウザを変更してみてください。再生確認ができたら、下部のドロップダウンメニューからテストに使用する再生機器を選択します。上から順に「スピーカー」「ヘッドホン/イヤホン」「ノートPCの内蔵スピーカー」「スマートフォンのスピーカー」となっています。

最後の項目は、「KLIPPEL」リスニングテストの経験があるかどうかの選択です。初めてテストを受ける場合は「No」、テストの流れをすでに熟知している場合は「Yes」を選択してください。これらを選択後、一番下の「Start Test」をクリックすれば、いよいよ本番のテストセッションへと進みます。
三、テストの進め方

テスト画面に入ると上図のようなページが表示されます。「Play Sample A」または「Play Sample B」をクリックして2つの音源を試聴します。聴き比べが終わったら、下部で「歪みがより大きい」と感じるサンプルを選択し、「Send Answer」をクリックして回答を送信します。この手順を何度も繰り返し、AとBの違いがまったく判別できなくなるか、用意された試聴素材をすべて終えるまで続けます。テストが完了すると、自動的に測定結果レポートが生成されます。

テスト完了後、上図のようなグラフ・データが得られます。これは知覚可能な歪みの閾値範囲を示しており、最終レポートには個人のリスニング能力レベルの目安も提示されます。このテスト結果は、「再生機器の性能」「耳の生理的コンディション」「個人の試聴・鑑賞経験」という3要素が複合的に反映されたものです。もしご自身の機器の性能に疑問がある場合は、機材を変えて再テストを行い、比較検証を繰り返すことで納得のいく答えが得られるはずです。ちなみに上図のスコアは、ブログ主が本稿をノートPCで執筆しながら、9.9元(約200円)の原道(Vido)イヤホンを直挿しして測定した結果です。ご参考までに。
追記:KLIPPEL社が提供するテストサイトのほかにも、いわゆる「ゴールデンイヤー」ブラインドテストサイトがいくつか存在します。ブログ主が把握しているものを以下にまとめましたので、他にもおすすめがあればぜひ教えてください。
1、NPR(米公共ラジオ局)のテストサイト:こちらをクリック


