二次元

私人推荐:流星后夜-永不终结的物语-(翻译)

这是《繁星坠落之夜的乌托邦》的后日谈=W=本篇小说请点击:这里

Tr1.流星后夜-永不终结的物语-

生まれる朝を遠くに
从远方诞生的朝阳
キミと眺めている
与你一同携手眺望
楽しい夢見れたかな
似乎看到一个快乐的梦
星を夢中に追いかけた夢を
忘我地追逐着漫天繁星
見てた気がする
我的确好像看到了
少し勇気を出して
鼓起些许勇气
踏み出せたんだ
迈出了这一步
夜に別れを告げて
与夜晚告别吧
これからもそばにいるよ
我将永远陪在你身边
あの日視てた物語は終わることなく 続く
往日的故事仍在延续
いつでも何度でも旅に出よう
我们将不断踏上魅知之旅
大丈夫さぁ前を向いて
向前看吧一定会没问题的
涙を拭いて
轻轻的为你拭去泪水
笑うキミのことが好きだよ
我喜欢面带笑容的你

Tr2.露天咖啡上(本篇为莲子的第一人称叙事,梅莉的话将用橙字标记)

「52秒の遅刻よ、あは、レンコにしては時間通りね。」
「迟到了52秒了哦,哈哈,但是对莲子来说倒也算准时。

喫茶店で待っていたメリーはいつも通り微笑んだ。ほとんど遅れていないので、まだ紅茶もケーキも頼んではいないようだった。
在咖啡店等着的梅莉,一如既往地对我露出微笑。因为这次我没有迟到,所以好像还没有点红茶或蛋糕的样子。

私は「それくらいなら誤差みたいなことね」ッと笑って、彼女の正面に座る。
我笑着说「这种程度就跟误差一样呢」然后坐到了她的对面。

いつものカフェテラスの、いつもの席、いつも通りの日常。違いがあるとすれば、私が時間を守ったことくらいだろう。
一如既往的咖啡厅、一如既往的座位,一如既往的生活。一定要说有什么不一样,可能就是我准时赴约了这件事吧。

大山鳴動して鼠一匹。人間、どんな出来事があったとしても、早々変わりはしないということなのだろう。
雷声大雨点小,或许人类无论发生什么事,都不会轻易地改变吧。

私が性根を入れ替えることもないし、メリーが別人みたいになることもない。私とメリー、秘封俱楽部の二人。いつも通りの日々を続けていく、大きな変化はない。
我的本性不会改变,梅莉也不会变成另一个人。我和梅莉,秘封俱乐部的两人。过着一如既往的生活,没有太大的变化。

そこにあるのは、ごく小さな変化で。そうやって私たちは歩くような速度で、未来へと向かっていくのだ。
而那仅有的极小的变化,推动着我们用正常的步速,走向未来。

焦って走る必要はない。私たちは私たちの速度で歩いて行く。そのことを、今の私は受け入れている。
没有必要急着奔跑,我们就以自己的步调向前,现在的我已经逐渐接受了这件事。

メリーはどう思っているのだろう。と思いながら、私は笑って言う。
梅莉是怎么想的呢,我一边如此思考着,一边笑着问道。

「ある意味では、人間はみんな時間旅行者なのよ、一歩につき六十秒の速さで未来へと旅をしているわけ。時々遅くなったり早くなったりとしても、誤差というか、時差というか。」
「从某种意义上说,人类都是时间旅行者,以每分钟60秒的速度向未来旅行。就算有时候会变快或变慢,但也不过是误差或者时差的问题吧」

「どの道一方通行の旅人じゃない。」
「这不就是一条单向通路而已嘛。」

「うふん、コミュニケーションだって、似たようなものよ。極稀に奇跡みたいに、相互に交し合ったのだという幻想を得るだけでね。」
「就跟沟通和交流差不多,只有在奇迹般的低概率下,相互交融才会产生的幻想吧。」

「それなら、たまには過去に戻れるかもしれないわね。」
「这样的话,说不定偶尔也能回到过去呢。」

それはなかなか愉快な考えだった。思えが通じ合うぐらいの感覚で、人間は時間を、あるいは時間と空間の境界を越えられるのかもしれない。メリーならそれくらいやりかねないなぁーっと思ってしまう。
真是个相当有趣的想法。人们只要心意相通,或许就能穿越时间,或者说跨过时间和空间的界限。如果是梅莉或许就可能做得到呢,我是这么认为的。

私ならば、どうだろうか。 ふと考える、過去に戻ることができたのなら、今年の夏のささやかにして大仰な事件の前に戻ることができたのなら、或いはもっと昔、それこそ、メリーと出会う前に戻ることができたのなら、私はもう一度メリーと出会うだろうか。それとも、全く別の道を歩むだろうか。私はしばらく考え込む。
如果是我,会怎么样呢?我开始思考起来,如果能回到过去,回到今年夏天那个微不足道但又无比壮观的时间之前。或许更早,回到在我遇到梅莉之前,我会再次遇到她吗?或者,会踏上一条完全不同的道路,我陷入了沉思。

その間に、メリーは紅茶とケーキを注文した。私も横から「いつもの」と注文を付け足す。
在这期间,梅莉点了红茶和蛋糕。我也跟着点了与平常一样的东西。

「いつもの」で通じるぐらいに、私たちは馴染んでしまっている。二人でいることに馴染んでいる。それ以外のあり方を考えられないくらいに。だから私はメリーに言うのだった。
「和平常一样」这句话我们早已习惯。就如同我们两人习惯在一起,以至于完全无需想象其他的可能性。所以,我对梅莉这么说道。

「もし過去に戻って、最初からやり直すとしたら、次はメリーから声をかけて欲しいわ。告白される側の立場も味わってみたいもの。」
「如果能回到过去重新开始,希望这次能由梅莉先找我说话呢,我也想体验被搭话(告白)那一方的感受。」

メリーは少しの間言葉の意味を考え込んで、それから頬を赤くして、何かをもごもごと言おうとして、結局は何も言わずに誤魔化すように笑った。その仕草が可愛くて、私も同じように笑う。
梅莉思考了一下刚才那句话,然后满脸通红起来,咕噜咕噜地似乎是想说些什么,但是最终却什么都没说出来,只能不好意思地笑着。这样子实在是太可爱了,我也一同笑了起来。

私は思い出す、初めてメリーと出会った時のこと。そして、この夏にメリーと交わした言葉を。積極的に言葉を伝えにいったのは私の方で、それは欲望に正直だと言ってしまえばその通りなのだけれど、たまにはメリーの方から情熱的な言葉を聞きたいのも本音だった。今の様子を見る限りでは、なかなか難しそうだけれど、焦る必要は何もない。私たちの前には未来が続いている。
我想起了第一次跟梅莉相遇时候的事情。然后,是这个夏天和梅莉说过的话语。诉说衷情的一直是我,可以说那就是我自己的欲望。但其实偶尔也很想听听梅莉说些深情的话语。只是按照现在的情况来看,这个愿望还很艰难就是了。只是还没必要着急。我们的前方,未来还在不断延伸。

いつの日か、私がメリーから逃げて、メリーが私を追いかけてきて、情熱的に口説いてくれる日が来るかもしれない。それまでには、この幸せないつもの日常を、ゆっくりと、歩いていくことにしよう。メリーと二人で。
也许未来有一天,我将从梅莉身边离开,然后梅莉追寻我的踪迹,最终用热烈的话语说服我。但在那之前,就让我们两人在这和平常一样的幸福中,慢慢地走下去吧。

「あ、そうそう、夢の話だけれど」
「啊,对了,说到梦的这件事…」

「また夢の話?というかメリー、それ照れ隠しでしょう。」
「又是梦的事情?还是说梅莉,你只是在害羞而已吧。」

Tr3.跨过黑夜 (本篇为莲子的第一人称叙事,梅莉的话将用橙字标记)

ゆっくりと夜が降りていく。
夜幕缓缓降临。

「はーはぁー」
「呼~嘿~」

息をついて、私はベッドの上に横たわる。もう指一本動かす力もなかった。シャワーを浴びて着替えた自分を褒めてあげたいほどだった。
吸了一口气,我躺上了床。已经连动一个指头的力气都没有了。甚至还想表扬下洗完澡后还能换上衣服的自己。

パートナーであるメリーはと言えば、私より一足早く横になっていた。こういうところはちゃっかりしていると思う。
我的搭档梅莉已经先我一步躺下,在这方面她倒是挺积极的。

「メリー、起きてる?」
「梅莉,醒着吗?」

「ふー」
「呼~」

返事はない、私はため息をついて、メリーの寝顔を覗き込む。タオルケットも被らず,力尽きたように丸くなって眠るメリー。
没有回应,我叹了一口气,看着她的睡脸。连一张被子都没有盖上蜷缩成一团,仿佛耗尽了所有精力一般沉沉地睡着。

寝顔だけ見ていると、それこそ天使みたいで、何もかも許してしまいたくなる。実際、許してしまうのだけれど。
只看睡脸的话,真的如同天使一样,无论做什么都会被宽恕吧。实际上,我确实是这么做的。

今回は色々なことがあった、私たちが秘封俱楽部を結成してから、最大の事件だったと言っていい。ハリウッドで映画化待ったなしだ。けれど、それも終わった。
这段时间真的发生了很多事情,可以说这是秘封俱乐部成立以来最大的一次事件了。就像好莱坞电影一般,但是现在也已经结束了。

長い長い夜は、終わりを告げて。長い長い夢は、冷めてしまって。だからこれは、そのおまけなのだろう。夜明けまでのわずかなアフタートーク。
长夜终尽,长梦渐醒。就当是演出后的闲聊,直到黎明为止的悄悄话吧。

「終わったらすぐ寝るなんて、冷たくない?」
「一搞定就睡觉什么的,也太冷淡了吧?」

冗談めかして囁くけれど、メリーの返事はない。本気で寝入っている。
虽然只是玩笑的低语,但梅莉并没能回答我。看来是真的睡着了。

私以上に、彼女は疲れているだろう。
比起我来,她才是更累的那一个吧。

ずっと気を張っていたはずだ。秘密を、胸の奥に押し隠して、一人きりで、精神的に追い詰められて、崖っぷちのギリギリのところで耐えていた。そして、当然のように限界が来た。
一直都在逞强,将秘密埋藏在心底。独自一人,精神陷入绝境,如同身处悬崖边缘,直到极限临近。

今回の出来事はそれだけのことなのだろう。責任は、きっと私にもある。
这次发生的事情,就是怎么一回事吧。肯定,也是我的责任。

メリーが追い詰められていたというのなら、追い詰めていたのは私の方だ。だから、許さないという選択肢はない。この先も、もしかしたら似たようなことはあるのかもしれない。全てが解決したわけではないし、私たちの在り方は不安定なのだから。
如果说梅丽被逼到绝境,那么罪魁祸首其实是我,所以我没有不原谅她的理由。今后或许还会发生类似的事情,我们并不能解决所有问题,毕竟我们的存在方式存本身就不太稳定。

それでも、私は諦めない。
即使那样,我也不会放弃。

その度にメリーを追いかけて、時に?って、時に許そう。決して、手を離したりはしない。例え、この夜がいつか終わるのだとしても、次の夜へと、メリーと一緒に歩いて行こう。秘封俱楽部は二人で一つのオカルトサークルだから。
到那时,我一定会追上梅莉,可能会责怪她,也可能原谅她。但我绝对,不会放开她的手。即使这个夜晚总有一天会结束,我也会和梅莉一起,踏入下一个暮色。因为秘封俱乐部是一个两人才完整的秘密社团啊。

だから、メリーも、手を離さないでね。
所以梅丽,你也不可以放手哦。

眠るメリーの手を、私はそっと握る。眠っているメリーを起こさないかと迷っていたけれど、これくらいは許されるだろう。
在轻轻地握住梅莉熟睡时的手,虽然有些犹豫是否会惊醒沉睡中的她。但是这点小事,应该会原谅我吧。

窓の外はまだ暗い。夜明けは近くとも、星は夜に名残を惜しむように輝いている。私は、そっと瞼を閉じる。瞼の裏には、星の光が微かに焼き付いている。この世界のどこにもない、幻想の星空。メリーと一緒に見上げた、二人だけの星空が。
窗外还是一片黑暗。黎明渐近,群星璀璨,仿若惋惜。我缓缓地闭上双眼,漫天繁星印在我的眼帘内,那是这世上独一无二的,幻想的星空。那是一片,我和梅莉曾经一同仰望的,独属我们的景色。

疲れ切った意識はすぐに眠りに沈んでゆく。その前に、私は、掌に伝わってくるメリーの温かさを感じながら、そっと囁くのだった、
我疲惫的意识很快陷入了梦香,在那之前一直感受着来自梅莉掌心的温度,并轻轻的呓语

「おやすみなさい、いい夢を。」
「晚安,愿你有个好梦。」

そうして、私は夢を見る。メリーと二人で、手を繋いで、同じ星空を夜明けまで見続ける夢を。
就这样,我进入梦乡。梦中我与梅莉一起手牵手,看着同一片星空,直至黎明。

翻译:huoyanyan
听译:東雲幽雪
协助:井上心葉

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